2008年3月
桜
こんにちは。自衛隊上がりの副社長齊藤です。
今年もあっという間に桜が咲き始め、もう満開ですね。
春先のこの何となくワクワクしたキモチは日本人特有なものなのでしょうか・・・。
今日は桜と日本人について、少し調べてみました。
平安時代より前までは、一般に桜は存在せず山に咲く野生の花が鑑賞されていました。
歌に詠まれるのは、「桜」ではなく、「梅」が主流だったそうです。
これは、梅を愛でる大陸の文化を継承しているといいます。
平安時代に入って、野性の桜が都市部に移植され鑑賞されるようになりました。
桜の花見の風習は、9世紀前半に嵯峨天皇が南殿に桜を植えて盛大な宴を催したのが最初といわれ、この後貴族から武士・大衆へと、都市部から地方へと広まっていきました。
江戸時代に入り、将軍家光や吉宗が桜の移植を積極的に進め、「一気に散る」として武士に嫌われていた桜も忠臣蔵で「花は桜木、人は武士」と言われるほど桜が浸透していきました。
現在私たちがよく目にする「ソメイヨシノ」は江戸時代末期から爆発的に広がった品種です。
第二次世界大戦を通じて「兵士は潔く散れ」として兵士と桜を重ね合わせる風潮がありました。
「同期の桜」という軍歌の歌詞でも次のようなものがありました
貴様と俺とは同期の桜
離れ離れに散ろうとも
花の都の靖国神社
春の梢(こずえ)に咲いて会おう
私の卒業した防衛大学校でもよく歌われていましたし、結婚式の披露宴(ちなみに司会を務めてくれたのは社長の城間です。)でも同期と一緒に歌ってしまいました・・・。
軍国主義として「上」から押し付けられた思想なのかもしれませんが、日本の未来・家族のために身をなげうった方々の桜への思いというのも大切にしたいと思います。
メディウィルは4/1にお花見を予定しています。靖国神社で。
場所が靖国だけに、少し身が引き締まる思いがします。
脳神経外科医 上山博康 先生
こんにちは。自衛隊上がりの副社長齊藤です。
近頃とても暖かくなってきて、心躍ってしまいます。
さて、ご覧になっている方も多いと思いますが、私が見る数少ない番組に、
「プロフェッショナル仕事の流儀」があります。
2006年9月に(だいぶ前になってしまいますが)脳神経外科医の上山博康先生が出演されていたので、ご紹介します。
1948年 青森県三戸郡五戸町生まれ
1967年 北海道大学医学部に入学
1973年 北海道大学医学部脳神経外科学教室に入局
1980年 伊藤善太郎に弟子入りするため、国立療養所から秋田脳血管研究所へ転勤
1985年 伊藤善太郎の死後、北海道大学の脳神経外科助手へ
現 旭川赤十字病院脳神経外科部長
年間300件、累計20,000件近い手術を行い、脳血管に関わる手術で日本一といわれている。
先生のお話の中で、非常に心を打たれたのが、「患者さまへのインフォームドコンセントの考え方」でした。
以下、(http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/060914/index.html 引用)
脳動脈瘤(りゅう)は必ず破裂するとは限らないが、
ひとたび破裂すれば半数が死にいたると言われている。
破裂を未然に防ぐために手術することもできるが、その判断は簡単ではない。
手術にも後遺症のリスクがある。
手術を受けるかどうか、患者や家族に判断が委ねられるため悩む人が多い。
だが上山は、不安を抱えた患者に対して、「大丈夫だ」と言い切る。
手術のリスクを説明したうえで、後遺症なく治すことを約束する。
手術の結果に責任をもつことで、患者の負担を和らげる。
一方で”言い切る“ことには覚悟がいる。
万が一の場合、患者側から訴えられる可能性も否定できない。
だが、上山は言う。
「患者は人生をかけて医者を信頼する。その信頼に対して医者は何ができるのか。自らもリスクをとって五分と五分の関係を築くこと、それが礼儀だと思う。」
モンスターペイシェントが話題になる中、リスクをとって「言い切る」
上山先生の覚悟。
その覚悟をつけるきっかけとなったエピソードも紹介されていました。
20年ほど前に行なった47歳の男性の脳腫瘍の手術に関しての話です。
『二人の息子が独り立ちするまでは死ぬわけにはいかない』と言って、
笑いながら手術台に向かったその時の笑顔が思い出されて・・・。
「すみません」。
その手術の失敗を思い出し、インタビュー中にこらえきれずに泣き始めました。
残された奥さんは泣くばかりでしたが、しばらくして息子さんは、『父親は上山先生の事が好きだといっていました』。
『本人が信頼してお願いしたのですから、失敗を許すとか許さないとかの問題ではなく、精一杯の結果ですからそれでいいんじゃないでしょうか・・・』。
上山先生はこの言葉に勇気付けられたそうです。
月に100通も届くメールや手紙も、オペが終わった後すべて返信する。
睡眠時間は4時間。それを30年間続けられている上山先生。
目頭の熱くなるお話でした。
訴訟とドクターの資質
こんにちは。自衛隊副社長の斉藤です。
日本歯科新聞に興味深い記事がありましたので、ご紹介します。
訴えられる医者とそうでない医者には、
①スキル
②学歴
③ミスを犯す回数
が、統計上ほとんど関係していない。
「腕のいいドクター」が何回も訴えられることがある一方で、
医者にミスがあっても訴えない人が、かなりの数に上ることが判明したそうです。
では、「なぜ」訴えるのでしょうか。
その理由は、医者から「個人的にどのような扱いを受けたか」が重要なのだそうです。
面白い統計があります。
~以下、歯科新聞参照~
訴えられたことのない外科医は、訴えられたことのある外科医より、
1人の患者に付き合う時間が3分以上長かった。
前者が18.3分、後者が15分だ。
面白いことは、医者が患者に伝える情報の量や質には違いがなかったという。
もっぱら患者への接し方が違ったのだという。
以上のことから考えると、確かに
ドクターの技術や十分な説明は、当然必要なことだとしても
そもそも「ドクターが患者様を大切に思っているか」ということが非常に重要だといえるでしょう。
こういった気持ちを「ブログ」や実際のコミュニケーションでどんどん発信していくことが
ある意味でのリスク回避につながるとも言えるのではないでしょうか。
カリスマに依存しないリーダーシップ
こんにちは。自衛隊上がりの副社長斉藤です。
今日は、本屋でちょっと目に留まった本をご紹介します。
アメリカの陸軍士官学校で用いられているリーダーシップ論です。
軍隊では、初級指揮官(少尉~大尉クラス)は戦場においてすぐに戦死します。
特に、陸軍の場合は小隊長が先頭で敵陣へ突撃しますから。
そうすると、すぐに次の指揮官が現れる。
常に指揮官予備軍が大量に必要なのです。
私も含めて、「リーダーには、ある程度人をひきつけるカリスマ性が必要だ」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
このことについて、サーバントリーダーシップでは、こう表現しています。
カリスマ性は、成功体験から生まれる自信であり、積み重ねた経験の結果である
確かに、軍隊という組織で「指揮官たるもの、カリスマを持て!」
という教育をしても、全く効果が出そうにないですね。
もう一つ、この本で言っているのは、
リーダーの仕事は、部下の成功を支援し、送りバントをし続けることである
トップダウンの命令で組織をコントロールするのではなく、
部下の成功のお手伝いをし、その成功体験から次のリーダー予備軍
として成長することを目指しているのです。
こういう視点に立つと、組織に所属する皆がハッピーになれる気がしますね。



